アメリカ英語 vs イギリス英語:センスの良いビジネス表現の違い30選!
投稿日時:2025年03月19日
英語圏の同僚や取引先とやり取りする際、表現の違いを知らないと微妙な誤解を生んだり、自分の英語に自信が持てなくなったりすることがあります。
例えばイギリス人は控えめに話す傾向があり、アメリカ人はストレートに称賛や意見を伝える傾向があります。
また、「どちらが正しい」というわけではありませんが、違いを知っておけば英語学習がより楽しくなり、話のネタにもなるでしょう。
アメリカ英語 vs イギリス英語
1.“Toot your own horn” vs “Blow your own trumpet”
2.“Sweep something under the rug” vs “Sweep something under the carpet”
3.“Not touch it with a ten-foot pole” vs “Not touch it with a bargepole”
4.“Knock on wood” vs “Touch wood”
5.“Beat a dead horse” vs “Flog a dead horse”
6.“Take it with a grain of salt” vs “Take it with a pinch of salt”
7.“Have a go at someone” vs “Tear into someone”
8.“A storm in a teacup” vs “A tempest in a teapot”
9.“A drop in the bucket” vs “A drop in the ocean”
10.“Bang on about something” vs “Rant and rave about something”
11.“Call it as you see it” vs “Call a spade a spade”
12.“Swings and roundabouts” vs “Ups and downs”
13.“Skeleton in the closet” vs “Skeleton in the cupboard”
14.“Queue up” vs “Wait in line”
15.“Table an issue”
16.“Make a decision” vs “Take a decision”
17.“On vacation” vs “On holiday”
18.“Restroom” vs “Toilet”
19.“Elevator” vs “Lift”
20.“Mobile (phone)” vs “Cell (phone)”
21.“Post” vs “Mail” (動詞)
22.“First floor”
23.“On the weekend” vs “At the weekend”
24.“Shall we…?” vs “Should we…?” / “Let’s…”
25.“Cheers”
26.“CV” vs “Resume (Résumé)”
27.“Sack (someone)” vs “Fire (someone)”
28.“Period” vs “Full stop”
29.“Fortnight” vs “Two weeks”
30.“Give someone a ring” vs “Give someone a call”
1.“Toot your own horn” vs “Blow your own trumpet”
2.“Sweep something under the rug” vs “Sweep something under the carpet”
3.“Not touch it with a ten-foot pole” vs “Not touch it with a bargepole”
4.“Knock on wood” vs “Touch wood”
5.“Beat a dead horse” vs “Flog a dead horse”
6.“Take it with a grain of salt” vs “Take it with a pinch of salt”
7.“Have a go at someone” vs “Tear into someone”
8.“A storm in a teacup” vs “A tempest in a teapot”
9.“A drop in the bucket” vs “A drop in the ocean”
10.“Bang on about something” vs “Rant and rave about something”
11.“Call it as you see it” vs “Call a spade a spade”
12.“Swings and roundabouts” vs “Ups and downs”
13.“Skeleton in the closet” vs “Skeleton in the cupboard”
14.“Queue up” vs “Wait in line”
15.“Table an issue”
16.“Make a decision” vs “Take a decision”
17.“On vacation” vs “On holiday”
18.“Restroom” vs “Toilet”
19.“Elevator” vs “Lift”
20.“Mobile (phone)” vs “Cell (phone)”
21.“Post” vs “Mail” (動詞)
22.“First floor”
23.“On the weekend” vs “At the weekend”
24.“Shall we…?” vs “Should we…?” / “Let’s…”
25.“Cheers”
26.“CV” vs “Resume (Résumé)”
27.“Sack (someone)” vs “Fire (someone)”
28.“Period” vs “Full stop”
29.“Fortnight” vs “Two weeks”
30.“Give someone a ring” vs “Give someone a call”
1.Toot your own horn” vs “Blow your own trumpet” : 自慢する
どちらも「自分で自分を褒める/自慢する」という意味のイディオムです。アメリカ英語では toot your own horn(自分のホルンを鳴らす)、イギリス英語では blow your own trumpet(自分のラッパを吹く)という表現が使われます。
言葉は違いますが、由来はどちらも「楽器を自分で鳴らして自己主張する」というイメージです。ビジネスでは、プレゼンや自己紹介で自分の実績を述べる際に使われることがありますが、過度に使うと鼻持ちならない印象になるので注意が必要です。
American (米国): “I don’t mean to toot my own horn, but our team exceeded the sales target by 20% last quarter.” (自分で自慢するつもりはありませんが、先週の四半期で私たちのチームは売上目標を20%も超えました。)
British (英国): “The manager never blows his own trumpet, but his strategies have consistently boosted profits.” (その部長は決して自分で自分を褒めたりしませんが、彼の戦略は常に利益を押し上げています。)
アメリカ人に対しては toot your own horn の方が通じやすく、イギリス人には blow your own trumpet の方が自然です。
ただし、現代では互いの表現も映画やメディアで耳にするため、どちらを使っても意味は伝わるでしょう。
2. “Sweep something under the rug” vs “Sweep something under the carpet” :問題をもみ消す
両者とも「問題や都合の悪いことを隠す・なかったことにする」という意味のイディオムです。アメリカ英語では sweep (something) under the rug、イギリス英語では sweep (something) under the carpet と言います。
どちらも「ほこりを絨毯の下に掃き込む」という動作に由来し、転じて不都合な事実を隠蔽することを表します。
American (米国)“The company tried to sweep the data breach under the rug, but the news leaked to the media.” (その会社はデータ漏洩をもみ消そうとしましたが、結局メディアに漏れてしまいました。)
British (英国): “Instead of addressing the safety issue, they swept it under the carpet, which made employees upset.” (安全上の問題に対処する代わりに、それを隠蔽したため社員たちは怒りました。)
ug か carpet の違いだけで意味は同じです。イギリスでは carpet の方が一般的ですが、アメリカの影響で rug も理解されます
ビジネスでは問題を隠す状況で否定的に使われる表現なので、ジョーク以外では自分について使うのは避けた方が良いでしょう。
3. “Not touch it with a ten-foot pole” vs “Not touch it with a bargepole” :関わろうとしない
どちらも「(怪しいもの・嫌なものに)絶対に関わらない/近寄らない」という意味です。アメリカ英語では wouldn’t touch (something) with a ten-foot pole(10フィートの棒でも触らない=絶対に関与しない)、イギリス英語では wouldn’t touch (something) with a bargepole(艀船を押す長い棒でも触れない)と言います
リスクの高い案件や怪しい投資話などビジネス上敬遠したいものについて使われます。
American (米国):“That deal is so risky, I wouldn’t touch it with a ten-foot pole.” (その取引はリスクが高すぎて、絶対に関わりたくありません。)
British (英国): “Our legal advisor said he wouldn’t touch the proposal with a bargepole due to the potential liabilities.” (法務顧問は、その提案は潜在的な責任問題があるので絶対に関わりたくないと言いました。)
内容は同じですが、アメリカでは ten-foot pole、イギリスでは bargepole と単語が異なります。
互いの表現は知らない人もいるため、自国の表現を使うのが無難です。国際的な場では「絶対に関与しない」という意味だと補足してあげると親切でしょう。
4. “Knock on wood” vs “Touch wood”:幸運が続くことを願う
良い状態がこのまま続くようにとジンクスを避けるために使うおまじないの表現です。日本語の「あと残り○○、お願いします」のようなニュアンスに近いです。アメリカ英語では knock on wood(木をノックする)、イギリス英語では touch wood(木に触れる)と言います
何かうまくいっていることに言及した後、「このままうまくいきますように」という意味で付け加えます。
American (米国):“Our project has been running smoothly so far, knock on wood.” (私たちのプロジェクトは今のところ順調です、うまく行きますように。)
British (英国):“I’ve never had a laptop crash during a presentation, touch wood.” (プレゼン中にノートPCが落ちたことは一度もありません、このまま何事も起きませんように。)
どちらもカジュアルな口語表現ですが、米国人には “knock on wood”、英国人には “touch wood” の方が馴染みがあります
会話の中でとっさに出る表現なので、相手に合わせて使えるとスマートです。
5. “Beat a dead horse” vs “Flog a dead horse”:無駄な努力をする
「死んだ馬を叩いても動かない」ことから、いくら努力しても無駄なことに労力を費やす意味のイディオムです。アメリカ英語では beat a dead horse、イギリス英語では flog a dead horse と言います(flog は「鞭打つ」の意)。
ビジネスでは、既に却下された提案を何度も蒸し返したり、見込みのない交渉を続けたりする状況で使われます。
American (米国):We’ve explained the budget constraints. Bringing this issue up again is just beating a dead horse.” (予算上の制約は説明済みです。この問題をまた持ち出すのは無駄な努力ですよ。)
British (英国):“He keeps asking for an exception, but honestly he’s flogging a dead horse at this point.” (彼は特例を求め続けているけど、正直なところこの時点では無駄骨を折っているようなものです。)
どちらの表現も互いの国で意味は通じますが、単語の違い(beat vs flog)によりアメリカでは “beat a dead horse”、**イギリスでは “flog a dead horse”**が自然です。
メールなどでは直接こう書くより、「これ以上議論しても成果が出ないでしょう」という丁寧な表現に言い換える方がビジネスマナーとしては良いでしょう。
6. “Take it with a grain of salt” vs “Take it with a pinch of salt”: 話半分に聞く
「話を鵜呑みにせず、割り引いて聞く」という意味のイディオムです。どちらも「塩粒一つ分(ひとつまみ)の塩と一緒に受け取る」という表現から、話をそのまま真に受けないことを示します。
アメリカ英語では with a grain of salt、イギリス英語では with a pinch of salt と言うのが一般的です
American (米国):“He tends to exaggerate, so take his sales forecasts with a grain of salt.” (彼は話を盛る傾向があるから、彼の売上予測は話半分に聞いておいてね。)
British (英国):“The initial estimates might be overly optimistic; let’s take them with a pinch of salt until we have more data.” (最初の見積もりは楽観的すぎるかもしれないので、さらなるデータが出るまでは鵜呑みにしないようにしましょう。)
アメリカでは “grain of salt”、**イギリスでは “pinch of salt”**が一般的とされています
ただ、現在では両方の表現が両国で知られているため、大抵の場合どちらを使っても意味は伝わります。重要なのは「直訳せず慣用表現として理解すること」です。
7. “Have a go at someone” vs “Tear into someone” :人を厳しく叱る
どちらも「人を厳しく批判する/叱責する」という意味です。イギリス英語の have a go at someone は直訳では「(人)をやってみる」ですが、文脈によっては「人に食ってかかる、文句を言う」の意味で頻繁に使われます。
アメリカ英語では同じ状況を tear into someone(人に噛みつくように非難する)で表現します。上司が部下を叱る場面や、顧客がクレームで怒りをぶつける場面などで耳にする表現です。
American (米国):“The client tore into the team for missing the deadline.” (クライアントは納期を守れなかったことでチームを激しく叱責しました。)
British (英国):The CEO had a go at the marketing director in front of everyone for the failed campaign.” (CEOは失敗したキャンペーンのことで、皆の前でマーケティング部長を厳しく非難しました。)
have a go at someone はイギリスで日常的に使われる表現で、アメリカ人には「挑戦してみる」の意味に聞こえる場合がありますので注意が必要です。アメリカではストレートに “tell someone off” や “scold someone” などと表現してもよいでしょう。
状況に応じて、誰かを責める際には言葉遣いに気を付け、感情的になりすぎないことも大切です。
8. “A storm in a teacup” vs “A tempest in a teapot”:大したことではない大騒ぎ
直訳はどちらも「ティーカップの中の嵐」や「ティーポットの中の嵐」。つまり、小さなことに大騒ぎすることを意味します。日本語で言う「コップの中の嵐」にあたり、本質的には些細な問題なのに周囲が大きく騒ぎ立てている状況で使われます。イギリス英語では a storm in a teacup、アメリカ英語では a tempest in a teapot が一般的です
どちらもビジネスだけでなく日常会話でも使われる表現です。
American (米国):“The controversy over the logo design turned out to be a tempest in a teapot. Customers hardly noticed it.” (ロゴデザインをめぐる論争は、ふたを開けてみれば大したことのない大騒ぎでした。顧客はほとんど気付いていませんでした。)
British (英国):“Everyone was panicking about the minor delay, but it was a storm in a teacup – we still launched on time.” (ちょっとした遅れで皆が大慌てしましたが、それは全くの杞憂でした――結局予定通りローンチできました。)
両者はほぼ同じ意味ですので、米国相手なら “tempest in a teapot”、**英国相手なら “storm in a teacup”**を使うとよいでしょう
アメリカ人でも storm in a teacup の意味は理解できますが、少し古風に聞こえるかもしれません。どちらにせよ、「大騒ぎするほどのことではない」というニュアンスを伝える表現です。
9. “A drop in the bucket” vs “A drop in the ocean”:焼け石に水
いずれも「全体から見ればごくわずかな量、効果のない少量」という意味の表現です。アメリカ英語では a drop in the bucket、イギリス英語では a drop in the ocean と言います。
バケツに落ちた一滴(全体に対して微々たるもの)、大洋に落ちた一滴(全体に影響しない)というそれぞれの発想から来ています。日本語の「焼け石に水」に近い表現で、予算や影響度が僅少であることを示す際に使われます。
American (米国): “The $5,000 saved is a drop in the bucket compared to the $2 million debt the company has.” (5千ドルの節約は、会社が抱える200万ドルの負債に比べれば焼け石に水です。)
British (英国): “We appreciate the donation, but it’s a drop in the ocean given the scale of the project’s costs.” (寄付を頂けるのはありがたいのですが、プロジェクト費用の規模を考えるとそれは焼け石に水です。)
アメリカでは “bucket”、**イギリスでは “ocean”**と容れ物の表現が異なるだけで、意味合いは同じです。どちらの表現も相手にイメージが伝わりやすい比喩なので、国に合わせて使い分けましょう。文脈によっては単に “very small amount” と言い換える方がフォーマルな場では適切な場合もあります。
10. “Bang on about something” vs “Rant and rave about something”:同じ話題について長々と話す
どちらも「(人が退屈するほど)同じ話題について繰り返し話す/愚痴る」という意味です。イギリス英語で bang on about は「~について延々と喋る」俗語的表現で、アメリカ英語では rant and rave about(声高にわめく)の方が近いニュアンスになります。
会社の同僚が会議でずっと持論を繰り返したり、上司が不満をぶちまけ続ける様子を表現できます。
American (米国): “He spent the whole lunch break ranting and raving about the new dress code policy.” (彼は昼休みの間中、新しい服装規定について文句をぶちまけていました。)
British (英国): “She’s been banging on about her upcoming holiday for weeks – we get it, she’s excited.” (彼女はここ数週間、自分のもうすぐの休暇について延々と話し続けています——興奮しているのは分かるけどね。)
bang on about は非常に英国らしいカジュアル表現で、アメリカ人には意味が伝わりにくい可能性があります。一方、rant and rave は米国でよく使われる表現ですが、イギリス人にも意味は伝わります(英国でも使われることがあります)。
相手に合わせて、「愚痴をこぼす」場合は米国なら rant、英国なら bang on を使うとよいでしょう。ビジネスではやや砕けた言い方なので、上司やクライアント相手には避け、同僚との会話で使うのが無難です。
11. “Call it as you see it” vs “Call a spade a spade”:率直に物を言う
いずれも「見たままに言う/率直にありのまま言う」という意味の表現です。アメリカ英語では call it as (one) sees it、イギリス英語では call a spade a spade(鋤を鋤と呼ぶ)という言い回しが使われます。
婉曲表現を避けてはっきり言う態度を指し、ビジネスでも率直なフィードバックや意見を述べる時に用いられます。ただし call a spade a spade は古くからの表現であり、現代の米国人にも通じますが、人種差別的なスラング「spade(黒人)」を連想させると誤解される可能性も指摘されているため、使い方に注意する人もいます。
American (米国): “I believe in transparency. I call it as I see it when it comes to performance reviews.” (私は透明性を重視しています。業績評価に関しては、見たまま率直に伝えます。)
British (英国): “The consultant called a spade a spade, telling us the project had no chance of success under current conditions.” (コンサルタントは率直に「現状ではプロジェクト成功の見込みはない」と言いました。)
イギリスで call a spade a spade を使うと「歯に衣着せぬ物言いをする」という前向きなニュアンスになりますが、アメリカでは先述の理由で避ける人もいます。
代わりに “speak frankly” や “be blunt” などと表現してもいいでしょう。相手の文化や場のフォーマリティに応じて、率直さの度合いを調整することがビジネスでは重要です。
12. “Swings and roundabouts” vs “Ups and downs”:プラスマイナス、どっちもどっち
Swings and roundabouts はイギリス英語特有の表現で、「(遊園地にある)ブランコとメリーゴーラウンド」のこと。そこから転じて「プラスマイナス差し引きゼロ」「一長一短」を意味します。ある選択肢には良い面も悪い面もあり、トータルでは同じくらいだ、というニュアンスです。
一方、アメリカ英語では似た状況を表すとき ups and downs(上げ下げ、浮き沈み)という表現がよく使われます。It’s all swings and roundabouts. は「結局はどちらも同じこと」というイギリスでの言い回しです。
American (米国): “Every job has its ups and downs – some days are great, and some are challenging.” (どの仕事にも良い時と悪い時があるものです――素晴らしい日もあれば、大変な日もあります。)
British (英国): “We might save on labor, but spend more on training. It’s all swings and roundabouts, really.” (人件費は節約できるかもしれないが、研修費用が増える。本当にトントンというところですね。)
Swings and roundabouts は英国らしいイディオムなので、アメリカ人に言ってもピンと来ない可能性があります。国際的な場ではシンプルに “there are pros and cons”(良い面も悪い面もある)と言い換えると伝わりやすいでしょう。)
イギリス人との会話でこのフレーズが出たら、「どちらも五分五分」といった意味だと理解してください。逆にアメリカ人には ups and downs の方が自然です。
13.“Skeleton in the closet” vs “Skeleton in the cupboard”:隠された恥ずかしい秘密
直訳は「戸棚の中の骸骨」。過去の隠し事やスキャンダルなど、公になるとまずい秘密を指します。アメリカ英語では skeleton in the closet、イギリス英語では skeleton in the cupboard と表現されます。
ビジネスシーンでは、企業の不祥事や候補者の経歴に傷がないか確認する際に使われることがあります。
American (米国):“Before we nominate him for the award, we need to be sure he has no skeletons in his closet that could surface.” (彼を表彰にノミネートする前に、彼の経歴に何か隠された不祥事がないか確認する必要があります。)
British (英国):“The due diligence process aims to uncover any skeletons in the cupboard before the merger.” (デューデリジェンス(綿密な事前調査)の目的は、合併の前に隠れた不都合な事実がないかを明らかにすることです。)
今日ではアメリカの影響でイギリスでも closet を使うことが増えています
イギリス人でも skeleton in the closet と言う人が多く、cupboard の方がむしろ古風になりつつあります。ただ、英国文化圏(イギリス・オーストラリア等)では cupboard も理解されますので、どちらを使っても意味は通じるでしょう。
14. “Queue up” vs “Wait in line”:列に並ぶ
これは単語というよりフレーズの違いですが、イギリス英語では queue (up)(動詞で「列に並ぶ」)、アメリカ英語では wait in line または単に line up が使われます。queue は名詞では「列」を意味し、動詞化して「列になる」という表現になります。
ビジネスシーンでは、社員食堂や空港の保安検査などで「並ぶ」場面があるでしょう。どちらの国でも列に関するマナーは重視されるので、言葉だけでなく行動でもきちんと“列に加わる”ことが求められます。
American (米国):“We had to wait in line for almost an hour to get our conference badges.” (私たちはカンファレンスの参加バッジを受け取るのに、1時間近く列に並ばなければなりませんでした。)
British (英国):“People are queuing up outside the venue to register for the event.” (人々はそのイベントに登録するために会場の外で列を作って並んでいます。)
アメリカでは「line」、**イギリスでは「queue」**という単語を使うのが一般的です。イギリス人同僚に “line up” と言っても通じますが、彼ら自身は “queue” を使うことが多いでしょう。
ちなみにイギリスで単に “Queue!” と言えば「並んで!」という命令になります。国をまたいで働く場合、現地の言い方に合わせておくとスムーズです。
15.“Table an issue” の意味の違い:テーブルに載せる」の意味が逆?
table を動詞で使う場合、イギリス英語とアメリカ英語でまったく逆の意味になるややこしい用法です。イギリス英語で table an issue は「議題をテーブルに載せる」つまり「会議で提起する・討議に付す」という意味
一方、アメリカ英語では「議題をテーブルの上に置いたままにする」つまり「審議を棚上げにする・延期する」という意味になります。同じ表現が真逆の意味になるため、国際会議で混乱を招きやすい表現として有名です。
American (米国):“Let’s table this discussion and revisit it in our next meeting when we have more time.” (この議論は一旦棚上げにして、時間のある次の会議で再検討しましょう。) ※米国では「保留」の意味
British (英国):“I’d like to table the issue of budget allocation for immediate discussion.” (予算配分の件を直ちに議題に載せたいと思います。) ※英国では「提起」の意味
この表現は同じ言い回しで正反対の意味になるため要注意です。混乱を避けるため、国際メンバーの会議では “postpone the discussion”(議論を延期する)や “bring up the issue”(問題を提起する)など、代わりに明確な表現を使う方が良いでしょう。
「テーブルに載せる」のか「テーブルに置いたままにする」のか、頭の片隅に入れておくと誤解を避けられます。
16. “Make a decision” vs “Take a decision” – 決定を下す
基本的にはどちらも「決断する」ことを意味しますが、使われる地域とニュアンスに差があります。アメリカ英語では圧倒的に make a decision が一般的で、「決定を作る」という直訳通りカジュアルからフォーマルまで広く使われます。一方、イギリス英語では take a decision も耳にします
take a decision はややフォーマルで、公的な場面や重要な決断に使われる傾向があります。ただ現代のイギリスでも make a decision の方が一般的で、take を使う人は少数派です
American (米国):“We need to make a decision on the new vendor by Friday.” (金曜までに新しい業者について決定しなければなりません。)
British (英国):“The board took the decision to postpone the product launch after much deliberation.” (熟考の末、取締役会は製品発売を延期する決定を下しました。)
アメリカ人には take a decision はほぼ使われず、聞くと不自然に感じる人もいます。そのため、相手がアメリカ人なら make a decision を使うのが無難です。
イギリスでは make も take も通じますが、take a decision を使うと少し格式ばった響きになります。ビジネス文書では make a decision の方が世界的に一般的です。
17. “On vacation” vs “On holiday”:休暇中
「休暇で不在であること」を表す表現にも違いがあります。アメリカ英語では on vacation、イギリス英語では on holiday を使います。例えば「彼は今休暇中です」は、米国では He’s on vacation.、英国では He’s on holiday. となります。
この違いは周知のとおり、American Englishで holiday は祝日や祭日を指すのに対し、British Englishで holiday は長期休暇も含むからです。イギリスでは夏休みなど連続した休暇を holidays と複数形で言うこともあります。
American (米国):“I will be on vacation next week, so I won’t be available for meetings.” (私は来週休暇を取りますので、ミーティングには出られません。)
British (英国):“She’s on holiday until the 10th, but you can reach her by email if urgent.” (彼女は10日まで休暇中ですが、急ぎの場合はメールで連絡が取れます。)
この違いはしっかり押さえておきましょう。日本人ビジネスパーソンは学校英語の影響で vacation を使うことが多いですが、イギリスの職場では holiday が自然です。
逆にアメリカ人に holiday と言うと「祝日」を連想されるかもしれません。メールの自動応答(不在連絡)でも、渡米中なら “I am on vacation.”、渡英中なら “I am on holiday.” と書くと現地らしさが出ます。
18. “Restroom” vs “Toilet”:トイレの言い方
オフィスやレストランなどで「お手洗い」はどちらの国でも必要な単語ですが、その言い方が異なります。アメリカ英語では restroom(レストルーム)や bathroom(バスルーム)と婉曲に言うのが一般的です。一方、イギリス英語ではストレートに toilet(トイレット)と言います。
例えば会社訪問中にトイレの場所を尋ねる場合、米国では “Where is the restroom?”、英国では “Where is the toilet?” が自然です。
American (米国):“Excuse me, could you tell me where the restroom is?” (すみません、トイレはどこにありますか?)
British (英国):I’ll be back in a moment – just need to pop to the toilet.” (すぐ戻ります——ちょっとトイレに行ってきます。)
アメリカでは「toilet」は便器自体を指すため日常会話ではあまり使いません。公共の場では restroom(または単に the ladies’ / the gents’)が一般的です
イギリスでは逆に bathroom は家の浴室を意味するので、お店などで尋ねるときは toilet の方が通じます。「toilet」という単語に直接的な響きを感じる文化の差を理解し、相手の国に合わせた表現を選びましょう。
19. “Elevator” vs “Lift”:エレベーター
ビルやホテルで欠かせない「エレベーター」ですが、英米で呼び方が異なります。アメリカ英語では elevator、イギリス英語では lift が一般的です。技術的には同じものを指しています。
例えば「エレベーターで5階に行く」は米国 “Take the elevator to the 5th floor.”、英国 “Take the lift to the 5th floor.” となります。ビジネス来客をオフィスに案内する際などに登場する単語です。
American (米国):The elevator is around the corner, next to the water fountain.” (エレベーターは角を曲がったところにあって、ウォーターサーバーの隣です。)
British (英国):“Our office is on the third floor. You can take the lift over there.” (弊社オフィスは3階です。そちらのリフトをご利用ください。)
この違いは単純なので覚えやすいでしょう。アメリカでは elevator、イギリスでは lift と言うだけです。近年はグローバル化で両方とも通じる場面も増えていますが、現地に合わせる方が丁寧です。
ちなみに日本のビルには「ELV」と略されていることがありますが、これは Elevator の略です。英国人には一瞬伝わりづらいかもしれないので、「リフトのことだ」と補足してあげると親切です。
20. “Mobile (phone)” vs “Cell (phone)”:携帯電話
携帯電話の呼び名も英米で違います。イギリス英語では mobile phone(モウバイル)、アメリカ英語では cell phone(セル)といいます。
近年では単に mobile、cell と省略することも多いです。例えば「携帯に電話してください」は英国では “Call me on my mobile.”、米国では “Call me on my cell.” となります。
American (米国):“You can reach me on my cell phone if you need anything while I’m traveling.” (出張中、何かありましたら私の携帯に連絡してください。)
British (英国):“I left my mobile at home, so I’m not reachable until I get back.” (携帯電話を家に忘れてきたので、戻るまでは連絡がつきません。)
アメリカでは cell (phone)、イギリスでは mobile (phone) がポピュラーです。mobile はもちろんアメリカ人にも意味は通じますが、自分ではあまり使いません。
同様に英国人も cell とはあまり言いません。メールの署名に書く「携帯番号」も、米国では Cell: 、英国では Mobile: と表記するのが一般的です。相手の言い方に合わせて使い分けましょう。
21. “Post” vs “Mail” (動詞):郵送する
書類や手紙を送る「郵送する」という動詞も異なります。イギリス英語では post を動詞で使い、アメリカ英語では mail を動詞で使うのが一般的です。
例えば「請求書を送ってください」は英国 “Please post the invoice to me.”、米国 “Please mail me the invoice.” となります。名詞の「郵便物」「郵便配達」についても英国では post、米国では mail と言う違いがあります。
American (米国):I’ll mail you the signed contract tomorrow morning.” (署名済み契約書を明日の朝ポストに投函します〔郵送します〕。)
British (英国):“Could you post these letters on your way home?” (帰り道でこれらの手紙を投函してくれませんか?)
アメリカでは mail(動詞)、イギリスでは post(動詞)と使う、と覚えましょう。イギリスでも mail は名詞で「郵便物」という意味で使いますが(e-mailのmailですね)、動詞ではほとんど使いません。
また、郵便番号も米国 ZIP code、英国 Postcode と異なるなど郵便関連の用語に違いがあります。海外に書類を送る際は、こうした違いを頭に入れておくと混乱がありません。
22. 階数の数え方 : “First floor” の誤解
建物の階数の呼び方にも違いがあります。アメリカ英語では地上階を first floor(1階)と数え始めますが、イギリス英語では地上階は ground floor、その上の階を first floor(日本式で言う2階)と呼びます。
この違いにより、同じ first floor でも指す階が異なるので注意が必要です。
American (米国):“Our New York office is on the second floor of the building.” (私たちのニューヨークオフィスはそのビルの2階にあります。)※英国人の感覚では3階に相当
British (英国):“The meeting room is on the first floor – one flight up from the entrance.” (会議室は1階にあります――入口から1つ上の階です。)※米国人の感覚では2階に相当
出張などで海外オフィスを訪問する際には階数のカウント方法の違いに気を付けましょう。エレベーターの表示でも米国では「1=一階」、英国では「G=Ground(地上階), 1=日本の2階」という具合に異なります。
例えば、イギリスで “Our office is on the first floor.” と案内されたら、日本的には2階だと理解してください。アメリカで “first floor” と言われたら日本の1階です。紛らわしい場合は「何階(何フロア上)ですか?」と確認すると安心です。
23 週末の前置詞:“On the weekend” vs “At the weekend”
「週末に~する」という場合、アメリカ英語では on the weekend または over the weekend、イギリス英語では at the weekend と言います。
例えば「週末にその報告書を読みます」は米国 “I’ll read the report over the weekend.”、英国 “I’ll read the report at the weekend.” となります。微妙な前置詞の違いですが、ネイティブには自然に聞こえる言い方が異なります。
American (米国):“Let’s discuss this on Monday. Think it over on the weekend and come with your ideas.” (この件は月曜に議論しましょう。週末にじっくり考えてアイデアを持ってきてください。)
British (英国):“I normally catch up on industry news at the weekend when I have more free time.” (普段業界ニュースには、時間のある週末に目を通すようにしています。)
前置詞の感覚の違いで、アメリカでは “on (the) weekend”、**イギリスでは “at (the) weekend”**が一般的です。イギリス人が “on the weekend” と言うと少しアメリカ英語風に聞こえますし、その逆も然りです。
ただし互いに意味は理解できるため、過度に神経質になる必要はありません。メールなどで現地の言い回しに合わせると、細かいですが「お、この人はわかっているな」と思わせることができるでしょう。
24. 提案の表現:“Shall we…?” vs “Should we…?” / “Let’s…”
相手に提案をするときの表現にも地域差があります。イギリス英語では “Shall we ~?”(~しましょうか?)が柔らかい提案としてよく使われます。例えば “Shall we begin the meeting?” は「会議を始めましょうか?」という丁寧な誘いです。
一方、アメリカ英語では shall は日常ではあまり使われず、代わりに “Should we ~?” や “Let’s ~.” を使うことが多いです。“Should we start the meeting?” でも提案として通じますし、カジュアルなら “Let’s start the meeting.”(さあ会議を始めましょう)とストレートに言うこともあります。
American (米国):“Should we grab some coffee before the next session?” (次のセッションの前にコーヒーでも飲みましょうか?)
British (英国):“Shall we break for lunch now? It’s half past twelve.” (そろそろお昼の休憩にしましょうか?12時半ですし。)
イギリス人との会話では “Shall we…?” が自然な提案として好まれます。アメリカ人に shall を使うと少し堅く響くか、古風なニュアンスを与えることがあります(※ただし “Shall we dance?” のように決まり文句では使います)。
したがって、アメリカ相手には “Should we…?” や “Do you want to…?” を使った方がスムーズです。会議の進行など公式な場面では “Let’s proceed to the next topic.” のように let’s で提案する言い方も米英問わずよく使われます。
25. “Cheers” の意味の違い :挨拶・お礼 vs 乾杯
Cheers は本来「乾杯」の掛け声ですが、イギリス英語ではカジュアルに「ありがとう」や「ではまたね」の意味でも使われます。イギリスでは同僚同士のメールの結びに Cheers, と書いて「よろしく/ありがとう」のニュアンスを込めたり、上司に軽くお礼を言うときに “Cheers!” と声をかけたりします。
一方、アメリカ英語で cheers をこのように使うのは一般的ではありません。アメリカ人にとって cheers はあくまで乾杯の時か、イギリス・オーストラリアの人が使うのを聞く程度の表現です。
American (米国):(乾杯の場でグラスを持ち上げて) “Cheers!” (※飲み会で「乾杯!」の意味でのみ使用)
British (英国):“I emailed John the report.” “Cheers!” (「ジョンにレポートをメールしておいたよ」「ありがとう!」)
ビジネスメールでは、イギリスでは Cheers, と結ぶことがありますが、アメリカの目上の人に対して同じように使うのは避けた方がいいでしょう。アメリカ人同士のカジュアルメールでも Cheers を署名に使う人はいますが、「ちょっと気取ったお洒落な言い回し」程度の捉え方をされます。
お礼を言う場合、米国では素直に “Thanks!” や “Thank you!”、別れ際は “See you.” や “Have a good day.” を使う方が自然です。イギリスの文化では Cheers が便利なあいさつ兼お礼言葉として定着していると覚えておきましょう。
26. “CV” vs “Resume (Résumé)”:履歴書
求人応募時に提出する職務経歴書(履歴書)は、イギリスでは一般的に CV (Curriculum Vitaeの略) と呼ばれ、アメリカでは resume (résumé) と呼ばれます。
内容的には似ていますが、アメリカで CV というと学術的な長い経歴書(研究職用の業績リスト)を指すことが多く、一般企業への職務経歴書は通常 resume と言います。イギリスやヨーロッパでは逆に resume という言葉はあまり使いません。
American (米国):“Please send your
résumé
and cover letter to the HR department.” (履歴書とカバーレターを人事部宛てにお送りください。)British (英国):“I’ve attached my CV for your consideration. I look forward to hearing from you.” (検討用に私の履歴書を添付いたしました。お返事をお待ちしております。)
求人情報では、米国なら「Resume」、英国なら「CV」と記載されるのが普通なので、それに合わせましょう。
アメリカの企業に “Here is my CV.” と言うと、一瞬「あれ?学術職志望?」と思われるかもしれません。逆に英国で “Attached is my resume.” と書くと少しアメリカナイズされた表現に聞こえます。
日本では「英文レジュメ」と総称することがありますが、応募先の国によって用語を正しく使い分けることが大切です。
27. “Sack (someone)” vs “Fire (someone)”: 解雇する
社員を「クビにする」という表現にも違いがあります。イギリス英語で to sack someone は口語的に「人を解雇する」の意味で、get the sack(クビになる)などとも使われます。アメリカ英語では to fire someone が一般的です。
fire(火を放つ)の方が直接的で、ビジネスのフォーマルな場では dismiss や let go といった表現も用いられます。sack はイギリスの新聞見出しなどでも「~が解雇された(~ got sacked)」のようによく登場します。
American (米国):“The manager had to fire two employees who were caught misusing company funds.” (そのマネージャーは会社の資金を不正使用していた2名を解雇しなければなりませんでした。)
British (英国):The CEO hinted that he might sack the marketing team if sales don’t improve.” (CEOは、もし売上が改善しなければマーケティングチームを解雇するかもしれないと示唆しました。)
アメリカ人に “sack” と言っても意味は伝わりますが、自分ではあまり使わない単語です。代わりに fire を使いましょう。イギリスでは fire ももちろん通じますが、口語では sack の方がよく聞かれます。
また、ビジネス文脈で丁寧に言うなら両国とも “terminate (someone’s) employment” や “let (someone) go” といった婉曲表現を使うこともあります。メール等で正式に伝える際にはトーンに注意しましょう。
28. “Period” vs “Full stop”:文の終わりを示す言葉
アメリカ人が強調のために言う “Period.” と、イギリス人が言う “Full stop.” は、どちらも「以上(終わり)。議論の余地なし。」というニュアンスで使われます。
元々は句読点の呼び方の違いで、アメリカ英語では「.」を period、イギリス英語では full stop と呼びます。会話の中で文脈を強調して言い切るときに、最後にこの単語を置くことで「これで終わり!」と断言する表現になります。
American (米国):“Our decision is final, period.” (我々の決定は覆しません。以上。)
British (英国):“You must follow the safety rules, full stop.” (安全規則には従わねばなりません。以上おしまい。)
句読点としての呼称は、文書作成時に知っておくと便利です。Wordの言語設定などでも米国英語だと period と出ますし、英国英語だと full stop と表示されたりします。
会話での決めゼリフとしては、アメリカ人は Period! の方がしっくりきます。イギリス人の Full stop! も同じ意味ですが、アメリカではあまり使わないので通じない場合があります。国際的な場面では代わりに “End of discussion.” と言うなど、より明確なフレーズで締めくくっても良いでしょう。
29. “Fortnight” vs “Two weeks”:2週間
イギリス英語には fortnight(フォートナイト)という「2週間」を意味する単語があります。a fortnight で「2週間(14日間)」を指し、例えば “in a fortnight’s time” は「2週間後に」という表現です。
アメリカ英語では two weeks とシンプルに言うのが一般的で、fortnight はほぼ使いません。ビジネスではプロジェクトの期間や支払サイト(fortnightly payment = 2週間ごとの支払い)などで目にすることがありますが、米国人には馴染みが薄い単語です。
American (米国):“We expect to finish the initial analysis in two weeks.” (初期分析は2週間で終了する予定です。)
British (英国):“Our office will be closed for a fortnight in August.” (当オフィスは8月に2週間休業いたします。)
アメリカ人には fortnight は日常語ではないため、国際ビジネスでは避けた方が無難です。アメリカの同僚に「フォートナイト」と言ってオンラインゲームの名前と勘違いされた、なんて笑い話もあります。
イギリスやオーストラリアではごく普通に使われますので、覚えておくと現地での日常会話に役立ちます。文書では “2 weeks” と数字で書けば誤解はありません。
30. “Give someone a ring” vs “Give someone a call”:電話する
「(人に)電話をする」というフレーズにも違いがあります。イギリス英語ではカジュアルに give someone a ring(~に電話を一本入れる)と言います。アメリカ英語では give someone a call の方が一般的です。
ring は元々電話のベルの音から来ていますが、米国では ring より call を使う傾向があります。ビジネスで電話連絡を約束する際などによく出てくる表現です。
American (米国):“I’ll give you a call later to discuss the contract details.” (契約の詳細については後ほどお電話します。)
British (英国):I can’t talk right now. Can I give you a ring in an hour?” (今は話せません。1時間後にお電話してもいいですか?)
アメリカでは call、イギリスでは ring の方が口語では自然です。ただし、現在はどちらの言い方も両国で理解されますので、致命的な誤解にはなりにくいでしょう。イギリス人が ring と言っているのを聞いたアメリカ人は、「ああ電話することね」とすぐにわかります。
同様にアメリカ人が “I’ll call you” と言えば英国人にも伝わります。細かいニュアンスとして押さえておく程度で、確実に相手に伝えるには “call” を使った方がグローバルには無難です。
まとめ
以上、アメリカ英語とイギリス英語のビジネス表現30選をご紹介しました。単語レベルの違いからイディオム、言い回し、ニュアンスの差まで幅広く見てきましたが、重要なポイントを振り返ってみましょう。①どちらが正解ということはない
アメリカ英語・イギリス英語の表現は、単に地域によるバリエーションです。相手に合わせて使い分けることでコミュニケーションがスムーズになりますが、どちらを使ったからといって「間違い」ではありません。自分の英語がアメリカ寄りでもイギリス寄りでも、自信を持って使いましょう。
②相手に伝わることが最優先
違いを知った上で大切なのは、相手に誤解なく意図を伝えることです。例えば “I’ll table this issue.” は国によって正反対の意味になるので国際会議では避ける、といった判断が必要です。
一方で holiday/vacation のように明確に違う単語は相手に合わせて使うことで「お、この人は分かっているな」と良い印象を与えられます。
③一貫性を保つ
文書ではスペルの一貫性(例えば organize と organise を混在させない)。会話ではアクセントや用語の一貫性も心がけるとプロフェッショナルです。例えば社内文書ではアメリカ英語に統一する、と決めたら単語もフレーズも米国式に揃えるとよいでしょう。
④相手の文化への敬意
言葉の使い分けはそのまま文化へのリスペクトにもつながります。イギリスのお客様には丁寧な英国式表現を心がけ、アメリカの同僚にはフランクで明快な表現を使うなど、相手のスタイルに寄り添うことで信頼関係を築けます。
例えば、ミーティング練習で今回のようなイディオムを使うロールプレイを行い、フィードバックをもらうことで表現が定着します。短期間で効率よくスキルアップするには最適な方法でしょう。
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