英語をスラスラ話せるようになりたいから、通勤中は英語を聞き流している。
このように毎朝英語を聞きながら出勤しているビジネスマンの方は多いですよね。
まずは耳で英語に触れて慣れるように聞き流すことは学習方法のひとつとして大事なことです。
しかし正しい「聞き流し」の取り組み方を知らなければ、リスニングの効果は得られません。
そこで今回はリスニングの聞き流しに効果がない理由と、具体的な対策方法について解説します。
英語のリスニング聞き流しは効果ないって本当?
英語が話せるようになるためには相手が言っていることを正しく聞き取って、理解する能力がとても大事です。
しかしリスニングの聞き流しだけで本当に英語を聞き取れるようになるのでしょうか?
まず前提として英語の基礎的な知識があれば、聞き流すだけでもそれなりの効果は望めます。
ただし英語学習を始めたばかりの初心者が、教材やラジオの英語を聞き流すだけでは、聞き取り能力は向上しないといえるでしょう。
英語のリスニング聞き流しは意味がない理由
英語を聞き流してもリスニング力が向上しないのには、人によって色々な要因があります。
その中でもやりがちな失敗をまとめたので、チェックしてみてください。
英語の発音を集中して正しく聞き取れていない
リスニング力を高める学習方法として聞き流しは最適ですが、集中して聴かなければ意味がありません。
たとえば周りに人が多くて雑音も入る通勤中の車内で、英語独特のリズムや発音までしっかり聞き取れているでしょうか?
いくら聞き流しをしても意識して耳をかたむけないと、英語が右から左に流れて頭に入りません。
さらに語彙と英語の文法が身についていなければ、音声の内容を理解できないまま聞き流すことになります。
全体の8割以上は意味がわかるぐらいの英語力を身につけることを目標にしましょう。
まずは英文を理解するための基礎固めをしてから、リスニングの聞き流しをすると効果的です。
文法の理解力・知識が身に付かない
聞き流しで何となく英単語を覚えても、正しく理解できなければ応用できません。
英語のフレーズを知っているだけで、対面相手とスムーズに会話できるでしょうか?
残念ながら英文法の基礎が身についていなければ、自分の言いたいことを伝えるのは難しいです。
会話でコミュニケーションをとるには単語やフレーズを、順番通りに正しく組み立てる必要があるのです。
そのためにも文法のルールを勉強し理解する必要があります。
聞き流すだけで勉強した気分になっている
最後によくありがちな失敗のパターンとして“リスニングで英語を聞き流すだけで満足してしまうこと”です。
寝る前にベッドの中で聞きながら、そのまま就寝する人も多いかもしれません。
これだけ日常的に聞き流していれば頭にインプットされて、いつか英語が話せるようになるんじゃないかと期待しますよね。
しかし聞き流しだけを続けても「発音が理解できない」「文法が分からない」のでは、英語を話せるようにならないのが現実です。
その結果いくら勉強しても英語が上達しないとあきらめて挫折する人が多いです。
英語のリスニング効果を上げる対策方法は3つ
リスニング効果をあげる具体的な対策はこちらの3つです。
- ・英語の正しい発音を聞き取れるようにする
- ・ディクテーションでリスニング力を高める
- ・自分の英語レベルに合った教材を選ぶ
英語の発音を学んで聞き取れるようにする
そもそも英語と日本語ではイントネーションが大きく異なるため、文章が読めても正しく発音すること自体が難しいです。
たとえば日本語で話すときは言葉を区切りますが、英語は音でつながっているから上手く発音しにくいのです。
さらに英語特有のリズムと発声に慣れないうちは、ところどころでしか聞き取れません。
だからこそ英語の発音を正しく聞き取れるようにトレーニングするわけです。
英語の発音を理解できれば何を言っているか理解できるので、聞き流しの効果もアップします。
<参考リンク>
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ディクテーションでリスニング力を高める
続いてはディクテーションで精聴力の向上を目指しましょう。
あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、英語を学ぶのに効果的な勉強のひとつです。
ディクテーションは簡単にいうと英語の発音を区切りながら書き取っていく学習方法です。
紙に書き出すことで正しく聞き取れていなかった部分が明確に分かるため、自分の弱点を見つけるのにも役立ちますよ。
耳で聞いて紙に書き取る作業は一見すると単調に感じるかもしれませんが、リスニング力を鍛えるには効果的な方法です。
かなり集中力を使う作業で時間もかかるため、内容を理解しやすい2分〜3分ぐらいの長さで選ぶのがオススメです。
身につけたい英語レベルに合わせた教材を選ぶ
英語がどのくらい話せるようになりたいのか人によって目的はさまざまです。
まずは目指す目的と自分のレベルに合った教材を選ぶことで一歩ずつステップアップしていきましょう。
早く上達したいからといっていきなり上級者向けの本や教材に挑戦しても、聞き逃すことや理解もできないままで終わってしまいます。
最初は初心者向けのリスニング教材から始めてみましょう。
最近ではYouTubeにも英語学習の分かりやすい動画がたくさんアップされているので、オーディオブックやポッドキャストと合わせて聞き逃しに活用するのもオススメです
英語のリスニングを聞き流しで学習する注意点
最後に英語を聞き流して学習するときの注意点について解説します。
耳から聞くだけでなく目で読むことも大事
ただ耳で音声を聞くだけでなく、目で文字を読むのも英語力を上げるのに欠かせません。
音声と文字のインプットがかたよらないようにバランスよく取り入れていきましょう。
「文字を読むとすぐ眠くなってしまう」「聞き流しの方が楽そう」「活字を読むのが苦手」といった方は多いかもしれません。
しかし語彙が増えればそれだけ表現の幅も広がって、効率的に英語力の向上を目指せます。
そのために英語の文字を読む習慣も身につけられるといいですね。
毎日短時間でも英語学習を継続する
優れた英語教材と学習方法は毎日の継続があってこそ効果を期待できます。
とはいっても社会人になると日々の業務に手いっぱいで、英語の勉強をする時間が取れない人も多いでしょう。
そこでオススメなのは、スキマ時間を活用できる英語学習のアプリです。
スマホさえあれば通勤中、仕事の休憩時間、ちょっとした待ち時間に英単語を覚えたり文法の復習をしたりできますよ。
どのアプリがいいか迷ったときは英会話学習の「スタディサプリEnglish」がよいでしょう。
「新日常英会話コース」「ビジネス英語コース」「TOEIC® L&R TEST対策コース」全3コースから自分の目的に合わせて利用できます。
英語のリスニングに効果がない理由や対策を徹底解説! まとめ
英語を何となく聞き流しているだけでは、思うような効果が得られません。
まずは正しく発音を聞き取れるように耳を鍛えて、正しい文法を理解することから始めましょう。
その上で日常的に聞き流しを行えば、内容を聞き取って理解できるようになりますよ。
英語のリスニング効果を上げるための対策法はこちらの3つです。
- ・英語の発音を正確に聞き取れるようにする
- ・ディクテーションでリスニング力を高める
- ・身につけたい英語レベルに合わせて教材を選ぶ
今回、紹介した対策法でコツコツと学習していけば、いずれビジネスシーンで役に立つ英語力を身に付けられるはずです。
最後に
こちらのページからも分かるように早期の英語コーチングと英語習得はその後の人生の可能性を広げます。
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