国際交渉で使える知的な表現イディオム50選!

投稿日時:2025年03月11日
貴重な海外での仕事の機会!でも英語に自信が、、、…そんな経験はありませんか?

海外のビジネスパーソンとの交渉や商談では、単に英語を話すだけでなく、知的でプロフェッショナルな英語表現を使いこなすことが重要です。
洗練された言い回しやイディオムを適切に使えば、相手に与える印象が格段に良くなり、コミュニケーションがスムーズになります。

海外ドラマ等でもネイティブが実際に使うスマートな英語フレーズが数多く登場し、その巧みなやりとりはビジネスシーンでも非常に参考になります。

本記事では、海外とのビジネス交渉で役立つ厳選50の英語イディオムとフレーズを、その意味や使い方とともに紹介します。


これらの表現を身につければ、英語での商談で一歩リードし、プロフェッショナルな印象を与えることができるでしょう。それでは早速、ビジネスパーソンなら押さえておきたい知的でスマートな英語表現50選を見ていきましょう。箇条書きで見やすく整理していますので、ぜひ自己学習に役立ててください!


1.The ball is in your court:主導権はあなたにあります


相手に決定権や行動の次の番が委ねられていることを表す表現です。「次にどうするかはあなた次第です」という意味合いで、交渉や提案の場面で使われます。

使用例: We’ve made our offer, and now the ball is in your court.(こちらは提案を出しました。あとはそちらのご判断次第です。))

このフレーズは、テニスでボールが相手コートにある状況から生まれました。海外ドラマでも相手に決断を促すシーンでこの表現が登場します。

2. Think outside the box:型にはまらず考える


常識や既成概念にとらわれず、自由で創造的な発想をすることを促す表現です。問題解決やブレインストーミングで新しいアイデアを求める際によく使われます。

使用例:We need a fresh solution for this problem. Let’s think outside the box.(この問題には新しい解決策が必要だ。型にはまらない発想をしよう。

直訳すると「箱の外で考えろ」。固定観念という箱の外に出て発想するイメージです。革新的なアイデアを求めるときに使えば、知的で前向きな印象を与えます。

3. Cut to the chase:要点を話す/核心に入る


前置きや無駄な説明を省いて、いきなり要点に入ることを意味するカジュアルな表現です。商談やミーティングで時間を節約し、本題に入りたいときに使われます。

使用例:I know you’re busy, so I’ll cut to the chase: we need an answer by tomorrow.”(お忙しいでしょうから早速本題に入ります。明日までに回答が必要です。

元は映画でカーチェイス(追跡劇)などのクライマックスシーンに早く進むという意味の表現です。ビジネスでは、ダラダラと遠回しに話すのではなく、スマートに要点を伝える姿勢として好印象を与えます。

4. On the same page:認識を共有している


複数の人が同じ考えや理解を持っていることを表すイディオムです。チーム内で意見や情報が一致しているか確認するときによく使われます。 使用例:Before we proceed, I want to make sure we’re all on the same page.(進める前に、全員が同じ認識を持っていることを確認したいです。)

直訳は「同じページ上にいる」。会議やプロジェクトで、メンバー間の認識齟齬を防ぐために使われる便利なフレーズです。ビジネス英語で頻出する表現の一つでもあります。 [/aside]

5. Touch base:連絡を取る/軽く打ち合わせる


誰かと連絡を取り近況報告や情報交換をすることを意味します。ビジネスメールや会話で「改めて連絡を取り合いましょう」という際によく登場します。

使用例:Let’s touch base next week to discuss the project updates.”(来週、このプロジェクトの進捗について改めて連絡を取り合いましょう。)

野球でベースに触れる様子から生まれた表現です。ビジネスでは、「後日改めて話す」ニュアンスで使われ、丁寧かつプロフェッショナルな印象を与えます。

6. Keep someone in the loop:(人)に逐一報告する/情報共有する


あるプロジェクトや案件の進捗や情報を関係者に常に伝えることを意味します。「情報のループに入れておく」というイメージです

使用例:We’ll be making some changes. I’ll keep you in the loop.”(いくつか変更を行う予定です。あなたにも随時情報共有しますね。) ビジネスメールでも “Please keep me in the loop.”(私にも情報を共有しておいてください)といった形で使われます。関係者への配慮を示すスマートなフレーズです。

7. Up to speed:最新情報に通じて/遅れずについて


直訳は「速度に追いついて」。転じて、最新の状況や情報を十分に把握していることを表します。新しいメンバーがチームに加わったときなどによく使われます

使用例:I just joined the project, so bring me up to speed.(このプロジェクトには参加したばかりなので、最新状況を教えてください。)

脱線した議論を元に戻す際には、参加者の意見を否定するのではなく、ポジティブな表現で切り替えることがポイントです。

“get up to speed”“bring someone up to speed” の形で「最新情報を把握する/させる」という意味になります。
素早く状況を理解しようとする姿勢は、ビジネスで頼もしさを感じさせます。

8. Pull strings:糸を引く/陰で操る


直訳は「糸を引っ張る」。人脈や影響力を使って物事を有利に進める、裏で手を回すという意味の表現です。コネを使って難しい案件を実現したりする際に使われます

使用例:He managed to pull some strings to get us a meeting with the CEO.”(彼はコネを使って私たちがCEOと会えるよう取り計らってくれました。)

あからさまに言うと角が立つ場面でも、この慣用句を使えばオブラートに包んだ言い方になります。ビジネスドラマでも、主人公が人脈を駆使するときにしばしば出てくる表現です

9. Raise the bar:基準を引き上げる


要求水準や目標を今までより高く設定する、または基準が上がることを意味します。業績目標を上げたり、クオリティの標準を高めるときに使われます。

使用例:The success of our last product really raised the bar for the whole team.(前回の製品の成功で、チーム全体の目標基準が上がりました。

元々は高跳び棒(bar)の高さを上げるイメージから。ビジネスでは、自社や競合によって基準が上がった状況や、更なる向上を目指す際に用いればプロフェッショナルな姿勢を示せます。

10. Go the extra mil:期待以上の努力をする


求められている以上の労力やサービスを提供すること、徹底的に取り組むことを意味します。顧客対応やプロジェクト完遂の際に、手間を惜しまない姿勢を表すフレーズです。

使用例:We always go the extra mile for our clients.(私たちは常に顧客のために期待以上のことをします。)

直訳は「追加の1マイルを行く」。お客様や上司に対してこの表現を使えば、献身的・積極的な取り組みをアピールでき、ビジネス英語として好印象を与えます

11. By the book:規則どおりに/お堅く


規則やマニュアルに忠実に、決められた手順に従って物事を行うことを意味します。「教科書どおりに」というニュアンスです。

使用例: This company does everything by the book, so don’t expect any shortcuts.”(この会社は何事も規則どおりに進めます。近道は期待できませんよ。)

ポジティブにもネガティブにも使われます。良い意味では「コンプライアンス重視」、否定的な場合は「融通が利かない」という意味合いです。状況に応じて使い分けましょう。

12. Call it a day:今日はこの辺で切り上げる


その日の仕事や作業を終わりにする、切り上げるという意味の表現です。長い会議や交渉の終わりに「今日はここまでにしましょう」と提案する際に使われます。

使用例: We’ve covered all the points on the agenda, so let’s call it a day.”(議題のポイントはすべて網羅しましたので、本日はこの辺で終わりにしましょう。

解説: 直訳すると「今日はそれを1日と呼ぼう」。業務終了時だけでなく、交渉決裂時に「今回はこれで終わりにしよう」という含みで使われることもあります。

13. From the ground up:ゼロから/一から徹底的に


「Does anyone have any questions or comments?」は、会議の中で参加者が疑問点を解消し、意見を述べる機会を提供するための重要なフレーズです。

何かを初めから、基礎から完全に作り上げることを意味します。事業やプロジェクトをゼロベースで立ち上げるときに使われます。

使用例: She built the company from the ground up.”(彼女はその会社をゼロから築き上げました。)

建物を地面から建てる様子から生まれた表現です。「基礎から徹底的に」というニュアンスなので、新規プロジェクト立ち上げの場面で使うとかっこいいでしょう。

14. Corner the market:市場を独占する


特定の市場や商品カテゴリーで圧倒的なシェアを握ることを意味します。ビジネス戦略やマーケティングの文脈で登場する表現です。

使用例: Our goal is to corner the market in luxury watches.”(当社の目標は高級腕時計市場を独占することです。)

「市場の隅々を抑える」つまりマーケットをコーナーで囲い込むイメージです。業界トップを狙う野心を示すフレーズとして使えば知的なビジネス英語として響きます。

15. Game changer:状況を一変させるもの/革命的な出来事


業界の常識やビジネスの流れを大きく変えてしまうような革新的な存在や出来事を指します。新技術や画期的な戦略について語るときに使われます。

使用例: This new technology could be a game changer for our industry.”(この新技術は業界にとって状況を一変させる存在になる可能性があります。)

名詞として使われ、「ゲームの流れを変えるもの」という意味です。ビジネスシーンでこの表現を使うと、先見性がありプロフェッショナルな印象を与えます。

16. At the end of the day:結局のところ/最終的には


議論や説明の締めくくりに、「結局〜だ」という結論を述べるときの定番フレーズです。

使用例: We’ve had our differences, but at the end of the day, we all want the company to succeed.”(色々意見の相違はありましたが、結局のところ私たちは皆会社の成功を望んでいます。)

直訳は「一日の終わりに」。カジュアルな表現ですが、要点をまとめる便利なフレーズとしてビジネスでもよく使われます。海外ドラマでも議論の総括として口にすることがあります。

17. Bite the bullet:嫌なことを覚悟してやる/苦境に立ち向かう


辛い現実や困難な状況を覚悟して受け入れ、思い切って行動することを意味します。難しい決断を下すときや、コスト削減など痛みを伴う措置を取る際に使われます。

使用例: We’ll have to bite the bullet and make some budget cuts.”(我々は覚悟を決めて予算削減に踏み切らなければなりません。)

元々、昔の戦場で麻酔なしの手術中に兵士が痛みに耐えるため弾丸を噛んだことに由来します。ビジネスでは、避けて通れない苦しい決断に敢えて立ち向かう際の表現として使われます。

18. Burn bridges.(橋を焼き払う=関係を断つ)


人との関係を壊したり、元の状態に戻れないようにすることを指します。ビジネスでは、退職時に前職と喧嘩別れするような状況などで使われます。

使用例: Don’t burn bridges with your old colleagues; you might need their help someday.”(以前の同僚と関係を断たないほうがいいよ。いつか助けが必要になるかもしれないから。)

焼け落ちた橋は二度と渡れないことから、人間関係の修復不能な断絶を意味します。プロフェッショナルな世界ではネットワークが命。軽率に橋を焼かないよう注意しましょう。

19. The bottom line:肝心な点/損益分岐点


会話の文脈では「要するに最も重要な点」という意味で使われ、経営の文脈では「最終利益」や「損益分岐点」を指すこともあります。

使用例:The bottom line is that we need more time to complete this project.”(要するに、このプロジェクトを完了するにはもっと時間が必要ということです。)

書類や計算書の一番下に書かれる最終結果(金額)に由来します。交渉時には「結局大事なのは◯◯だ」と話をまとめるときに使うと、議論を整理するスマートな表現になります。

20. No strings attached:条件なしの/しがらみなしの


「ひもが付いていない」という直訳通り、なんら条件や制約がないことを表します。ビジネスでは、契約や提案で「追加条件なし」「純粋に好意で」という意味合いで使われます。

使用例: They’re offering us free samples, no strings attached.(先方は無償のサンプル提供を提案しています。余計な条件は一切ないそうです。

元々、人形を操る糸(strings)が付いていない=誰にも操られていないという意味合いから。商談で「裏条件なし」と強調したいときに有用なフレーズです。

21. Hit the ground running:最初から全力で飛ばす


新しい仕事やプロジェクト開始直後から、すぐに全力で取り組むことを意味します。新入社員や新チーム発足時の心構えを表すフレーズです。

使用例: “We need you to hit the ground running on this project.”(このプロジェクトでは、最初から全力で取り組んでほしい。

地面に着地した瞬間から走るイメージ。スタートダッシュの重要性を強調するこの表現は、熱意と行動力を示す際に知的な印象を与えます。

22. A long shot:望みの薄いもの/大穴


成功の可能性が低い挑戦や賭けを指す表現です。計画やアイデアについて「実現は難しいが挑戦する価値はある」という場面で使われます。

使用例: It’s a long shot, but if it works, it could revolutionize the industry.(それは望み薄の挑戦だが、もしうまくいけば業界に革命を起こすかもしれない。)

遠くから撃つショットが当たる確率が低いことに由来します。大胆なアイディアを提案するときに添えて使うことで、リスクを理解した上での提案であることを示せます。

23. Learn the ropes:仕事のこつを覚える/要領を得る


新しい仕事や状況に慣れるために必要な知識や技術を身につけることを意味します。新人研修や新たな役割に就いたときに使われる表現です。

使用例: It will take a few weeks to learn the ropes, but after that you’ll be fine.”(コツを掴むには数週間かかるでしょうが、その後は大丈夫ですよ。)

船乗りがロープワークを習得することに由来するイディオムです。先輩が新人に対して使ったり、自分が慣れていない仕事に対して謙虚さを示すときに使えます。

24. Call the shots:指揮を執る/決定権を持つ


物事を決める立場にある、主導権を握って采配を振るうことを意味します。組織内で誰が決定権を持つかを語るときによく登場します。

使用例: In this project, the client is the one calling the shots.”(このプロジェクトでは、決定権を握っているのはクライアントだ。)

もともとはビリヤードでショットを宣言する様子から来た表現です。ビジネスではボスや意思決定者について言及するときに使われ、海外ドラマでも上司と部下の力関係を語る場面で耳にします。

25. In the driver’s seat:運転席にいる=主導権を握っている


状況をコントロールできる立場にいることを表します。特に交渉やプロジェクトで優位な立場にある人や企業について述べるときに使われます。


使用例: With the patent secured, our company is in the driver’s seat in negotiations.(特許を確保したことで、当社は交渉で有利な立場にあります。)

自動車の運転席でハンドルを握っている状態から転じて「物事を支配している」ことを示します。ビジネス英語では “take the driver’s seat” と動詞で使うこともあります。

26. Back to square one:振り出しに戻る


計画やプロジェクトがうまくいかず最初の段階に戻ることを意味します。交渉で提案が白紙に戻ったときなどにも使われます。

使用例:The deal fell through, so it’s back to square one for us.”(取引が不成立に終わったので、我々は振り出しに戻ってしまいました。)

双六やボードゲームでスタート地点(square one)に戻る様子から来ています。失敗を認めた上で前向きにやり直すニュアンスで使うと良いでしょう。

27. A win-win situation:双方に得のある状況


関係するすべての人や組織にとって利益となる状況を指します。交渉で双方が満足できる妥協点が見つかった場合などに使われます

使用例:By lowering the price a bit and extending the contract term, we created a win-win situation for both parties.(価格を少し下げ契約期間を延長することで、双方にとって有益な状況を作り出しました。)

直訳の「勝者が二人いる状況」から転じて、誰も損をしない取引や提案を表します。前向きな解決策として提示する際に使えば、交渉相手にも好印象です。

28. Pull one’s weight:自分の役割を果たす


チームや共同作業において、自分に割り当てられた仕事を十分にこなすことを意味します。「自分の体重分の荷重を引く」が原義です。

使用例:Everyone on the team needs to pull their weight for this project to succeed.(このプロジェクトを成功させるには、チームの全員が自分の役割をきちんと果たす必要があります。)

怠けているメンバーに対する不満として使われることもありますが、上司が部下に期待を伝える際に使うと奮起を促すことができます。

29. On the back burner:優先順位を下げて/後回しにして


直訳は「(コンロの)後ろのバーナーに乗せて」。今すぐ取り組むべき最重要事項ではないため一時保留する、後回しにすることを意味します。

使用例:Let’s put this minor issue on the back burner and focus on the main project for now.”(この小さな課題は後回しにして、今はメインのプロジェクトに集中しましょう。)

複数案件を扱うときに便利な表現です。優先順位を明確にしつつ、低いものは一旦保留にする意図をスマートに伝えられます。

30. Under the table:内密に/不正に


正式な手続きを経ずに非公式・秘密裏に行われることを意味します。特に賄賂や非公式な支払いを示唆するときに使われます。

使用例:They were accused of paying money under the table to win the contract.(彼らは契約を獲得するために賄賂を渡したのではないかと非難されました。)

テーブルの下でこっそり手渡すイメージから、不正行為を婉曲に指す表現です。ビジネスでは倫理的にNGな状況を示す際に使われることが多いでしょう。

31. Throw in the towel:タオルを投げる=降参する


試合でコーチがタオルを投げ入れてギブアップを伝える行為から、諦めて撤退することを意味します。ビジネスでは、採算の合わないプロジェクトから撤退するときなどに使われます。

使用例:After months of low sales, we had to throw in the towel on that product line.”(数ヶ月にわたる低迷した売上を受けて、我々はその製品ラインから撤退せざるを得なかった。)

不本意ながらも負けを認めるニュアンスです。使うときは慎重に—安易にこのフレーズを口にするのはプロフェッショナルとして望ましくありませんが、状況分析として用いることはあります。

32. Red tape:お役所仕事/非効率な規則手続き


官僚的で非効率な手続きや書類作業を指す言葉です。プロジェクトが役所的な規制や社内手続きで滞る場合によく使われます。

使用例:We need to cut through the red tape to get this approval faster.(この承認を迅速に得るには、お役所的な煩雑手続きを何とかしないといけません。)

古くは公文書を束ねる赤いひもやテープから来ています。規制緩和や社内プロセス簡略化を議論する際に登場する表現で、ビジネスの現場でも理解しておきたい単語です。

33. Read between the lines:行間を読む


発言や文章の表面に現れない本当の意図や意味を読み取ることを意味します。相手の本音や背景事情を察する必要がある場面で使われます。

使用例:He didn’t say it directly, but if you read between the lines, you can tell he’s not happy with the proposal.(彼は直接は言わなかったですが、行間を読むとこの提案に満足していないことが分かります。)

相手の言葉の裏にある意図を洞察するこのフレーズは、知的なコミュニケーションに欠かせません。ビジネスでは特に、婉曲表現や沈黙の意味を汲み取ることが重要です。

34. Keep your eye on the ball:ボールから目を離すな=集中を切らすな


目標や重要事項から注意をそらさず集中し続けることを意味します。プロジェクト遂行中に余計なことに気を取られないよう鼓舞する際に使います。

使用例:There are many tempting side projects, but we need to keep our eye on the ball and finish this campaign first.”(魅力的なサイドプロジェクトが多々ありますが、このキャンペーンをまずやり遂げるまで集中を切らさないようにしないといけません。)

スポーツでボールから目を離さないようにすることから。ビジネスでは、主要目標にフォーカスし続ける重要性を強調する知的な一言として活用できます。

35. Think on your feet:即座に判断する/機転を利かせる


予想外の状況で素早く的確に考え、判断することを指します。突発的な質問への対応や緊急事態での決断力を称える際に使われます。

使用例:She can really think on her feet; she handled that unexpected question brilliantly.(彼女は本当に機転が利きます。予想外の質問にも見事に対応しました。)

直訳は「立ったまま考える」。座ってじっくりではなく、その場で即興的に対応できる能力を指します。ビジネス英語では褒め言葉としても使われ、迅速な問題解決スキルを強調できます。

36. Get the ball rolling:物事を始める


何かを勢いよく始める、口火を切ることを意味します。会議やプロジェクトキックオフで「さあ始めましょう」と言うときにぴったりの表現です。

使用例:It’s time to get the ball rolling on our new marketing campaign.”(新しいマーケティングキャンペーンに着手するときです。

ボールを転がし始める=物事を開始するこのフレーズは、スタート時の掛け声としてビジネスシーンで定番です。明るく切り出すことで、チームにエネルギーを与えられます。

37. Make ends meet:収支を合わせる/やりくりする


収入の範囲内で生活する、経費内でなんとかやりくりすることを意味します。企業の予算管理や個人の家計の話題で使われます。

使用例:With rising costs, many families are struggling to make ends meet.(物価上昇で多くの家庭がやりくりに苦労しています。)

両端(ends)を合わせる=収入と支出の帳尻を合わせるという意味です。ビジネスでは「予算内で運営する」という文脈で用いるとよいでしょう。

38. In the same boat:同じ船に乗っている=同じ境遇にいる)


他の人と同じ状況(特に困難な状況)にいることを意味します。共感を示したり、「お互い様だ」と伝えるときに使える表現です。

使用例:Don’t worry about the deadline; we’re all in the same boat here.”(締切のことは心配しすぎないで。私たち皆同じ状況なんだから。)

同じ船に乗れば運命共同体というイメージ。チームで困難に立ち向かう場面で使えば、連帯感を生み、協力を促す効果があります。

39. Rest assured:安心してください


「安心して下さい」「大丈夫です」という意味のフォーマルな表現です。相手に心配や不安があるとき、それを和らげるビジネスフレーズとして使われます。

使用例:Rest assured, we will handle this issue promptly and professionally.(どうかご安心ください。我々が迅速かつプロらしくこの問題に対処いたします。)

クライアント対応メールなどでも頻出する表現で、信頼感を与えます。海外ドラマでも「安心しろ、君の案件は任せてくれ」といったニュアンスで登場し、エグゼクティブが部下や顧客に保証を与えるシーンによくマッチします。

40. In a nutshell:要するに/手短に言えば


長い説明を簡潔にまとめるときに使う表現です。「殻の中に入るくらい短く言えば」というニュアンスで、説明やプレゼンの締めに便利です

使用例:In a nutshell, our sales have doubled since last year thanks to the new strategy.(要するに、新戦略のおかげで昨年から売上が2倍になりました。)

会議で長い議論の後に結論を一言で言い表す際などに使われます。簡潔さはプロフェッショナルなコミュニケーションの鍵であり、このイディオムはまさにそれを体現するものです。

41. Play hardball:強硬な手段に出る/真剣勝負する


妥協せず厳しい態度で臨む、容赦なく事に当たることを意味します。交渉で譲歩しない姿勢を示したり、競合他社に対して強気の戦略をとる場面で使われます。

使用例:If they won’t meet our terms, we’re prepared to play hardball.(もし先方が我々の条件を受け入れないのであれば、こちらも強硬手段をとる覚悟です。)

野球で硬球(hardball)で勝負するということから、手加減しない真剣勝負を指します。ビジネスシーンでこの表現を使うときは、自社の強い決意や譲れない一線を示すことになります。

42. Ahead of the curve:時代を先取りして/平均以上に


一般的な水準やトレンドよりも先を行っている状態を指します。市場の趨勢をリードしていたり、業界平均を上回る成果を出している状況で使われます。

使用例:Our R&D department is ahead of the curve in renewable energy technology.(当社の研究開発部門は再生可能エネルギー技術において時代を先取りしています。)

曲線(curve)の先頭にいるイメージから、先進的であることを表します。イノベーションを語る際に用いるとかっこよく決まり、知的なビジネスイメージを演出できます。

43. Down to the wire:期限ぎりぎりになって


物事が締め切り直前の差し迫った状況であることを意味します。プロジェクトが期限直前までかかりそうなときや、勝負が最後の瞬間までもつれ込んでいる場合によく使われます。

使用例:It’s going to be down to the wire, but we’ll deliver the project on time.(ギリギリの進行になりそうですが、何とかプロジェクトを期限内に納品します。)

競馬や競争でゴール直前(ワイヤー=ゴールライン)まで勝負がもつれる様子から来た表現です。タイトなスケジュールについて語る際に臨場感を持って伝えられます。

44. Drive a hard bargain:強気の交渉をする


自分に有利な条件を引き出すために譲歩せず交渉することを意味します。価格交渉や契約条件の駆け引きで相手に「なかなか手強い」と思わせる状況です。

使用例:he supplier drove a hard bargain, but we managed to get a fair price in the end.(仕入れ業者は強気に交渉してきましたが、最終的には適正な価格を勝ち取ることができました。)

直訳は「厳しい売買を運転する」。交渉上手で容易に譲歩しない様子を表します。誉め言葉として「なかなかやるな」という意味合いでも使われ、敏腕弁護士たちの会話にも出てきそうなフレーズです。

45. Play devil’s advocate:あえて反論する/議論を活性化させるために異議を唱える


議論を深めるために、わざと反対意見を述べる役回りをすることを指します。会議で皆が賛成ムード一色のときにリスク検討のため敢えて異論を唱える場合などに使われます。

使用例:Let me play devil’s advocate here—what if our plan doesn’t work as expected?(ここではあえて違う立場で考えてみましょう。もし我々の計画が期待通りにいかなかったらどうしますか?)

もともとカトリック教会で異端認定の際に意見を叩く役割の人を指した言葉です。ビジネスではブレストやリスク管理で重宝する概念で、知的なディスカッションには欠かせません。

46. Meet someone halfway:歩み寄る/妥協する


交渉や意見の対立で、お互いが譲歩して中間点で合意することを意味します。相手に妥協案を提案するときに使える表現です。

使用例:We’re willing to meet you halfway on the pricing—how about a 10% discount instead of 15%?”(価格面で歩み寄りましょう。15%ではなく10%の値引きでいかがでしょうか?)

お互いが半分ずつ道のりを歩いて真ん中で出会うイメージです。強硬な姿勢から一転、柔軟な妥協を見せることで、交渉を成立に導くためのスマートなフレーズと言えるでしょう。

47. Seal the deal:取引をまとめる/契約を成立させる


交渉や商談をまとめ上げ、最終合意に達することを意味します。契約書に調印して蓋を封印する(seal)ように、取引成立を表します。

使用例:Our legal team worked overnight to seal the deal before the deadline.”(法務チームが期限前に契約をまとめるため徹夜で対応しました。

“close the deal” とも言いますが、“seal the deal” の方が口語的でドラマなどでも耳にします。『SUITS』のハーヴィーはしばしば難航する交渉を鮮やかにまとめ上げ、視聴者に「さすが!」と思わせるプロフェッショナルぶりを見せます

48. Bring to the table:もたらす/提供する


議論や交渉の場に利益や提案など有益なものを持ち込むことを意味します。個人のスキルやリソース、あるいは会社が提示できる価値について述べるときに使われます。

使用例:She brings a lot of experience to the table, which will help our negotiations.(彼女は豊富な経験をもたらしてくれるので、それが我々の交渉の助けになるでしょう。)

“What do you bring to the table?” と質問すれば「あなたが提供できる価値は何ですか?」という意味に。採用面接やビジネス提携の話し合いなどで、お互いの強みを確認する際に出てくるフレーズです。

49. Crunch the numbers:数字を計算する/詳細に分析する


データや財務数字を丹念に計算・分析することを指します。投資判断や予算策定など、数字に基づく検討を強調するときに使われます。

使用例:Our analysts crunched the numbers and found a way to reduce costs by 15%.(当社のアナリストが綿密に数字をはじき出し、15%のコスト削減策を見出しました。)

“crunch” はバリバリかみ砕くイメージ。大量の数字を処理する様子を表現しています。財務や統計の話題で用いると、具体的かつ知的な印象を与えられるでしょう

50. Sweeten the deal:取引をより良い条件にする/話を魅力的にする


交渉成立のために追加の特典や譲歩を提案して、条件をさらに良くすることを意味します。相手が合意しやすいように提案を甘くするイメージです。

使用例:They weren’t convinced with the initial offer, so we added free support for a year to sweeten the deal.(先方は最初のオファーでは納得しなかったので、交渉をまとめるために1年間の無償サポートを付けて提案を魅力的にしました。

「取引に甘味を加える」というイメージから、交渉で相手にメリットを追加提供する場面で使われます。win-winを目指す姿勢として前向きに響く表現です。

まとめ:言葉+αでプロフェッショナルな印象を

以上、海外との商談で使える知的でスマートなビジネス英語表現50選をご紹介しました。
これらのイディオムやフレーズを適切に使えば、言葉そのものの意味以上に「できるビジネスパーソンだ」という印象を相手に与えることができます。
しかし、大切なのは単に難しい表現を並べることではなく、それを自然に使いこなし、明瞭なコミュニケーションにつなげることです。


実際の交渉では、表現力と同じくらい態度や声のトーン、間の取り方なども印象を左右します。言葉遣いに自信がつけば、表情や所作にも余裕が生まれ、総合的なコミュニケーション能力が向上します。
ぜひ今回紹介したフレーズを日々の業務で少しずつ使ってみてください。最初は慣れないかもしれませんが、繰り返し使うことで自分のものにしていきましょう。


さらにビジネス英語を磨きたい方は、英語コーチングサービスを利用してみるのもおすすめです。当サイトの“Croversビジネス英語コーチング”では皆さんの目的に合わせてカリキュラムを組み、実践的な練習をサポートいたします。
例えば、ミーティング練習で今回のようなイディオムを使うロールプレイを行い、フィードバックをもらうことで表現が定着します。短期間で効率よくスキルアップするには最適な方法でしょう。

言葉の力と洗練されたコミュニケーションで、国境を越えたビジネスの場でも信頼されるプロフェッショナルを目指してください。あなたのビジネス英語力向上の一助になれば幸いです。では、次の商談でぜひこの50のスマートフレーズを活用してみてくださいね!



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